プログラム入門といえば、Hello,World!ということで、RustでHello,World!を表示します。
RustでHello,World!
Rustで開発する場合、パッケージ管理Cargoを利用することが一般的なようです。
Cargoとは
CargoとはRustのビルドツールであり、パッケージマネージャーツールです。
Cargoについて詳細な説明については、公式ページをごらんください。
Cargoを利用してプロジェクトを作成する
Cargoを利用して小さな開発環境を作成します。
Cargoはコマンドプロンプトから実行します。
Windows10でコマンドプロンプトを開く方法はこちらをごらんください。
コマンドプロンプトが表示されたら、プロジェクトを作成するフォルダへ移動して下記のコマンドを実行します。
cargo new hello-rust
実行したら作成されたファイルを確認します。
・hello-rustフォルダ ・・・ プロジェクトフォルダです
・Cargo.toml ・・・ Rustのマニフェストファイルで、メタデータや依存関係を保存します
・src\main.rs ・・・ アプリケーションコードを書く場所です。
プロジェクトのフォルダを開いて、「src」フォルダの「main.rs」を開いてみます。
fn main(){
println!("Hello, world!");
}
プロジェクトを新規作成した際に作られる「main.rs」をみると、メイン関数「fn main()」の中に、文字列を表示するプリント関数「println()」が記載され、「”Hello, world!”」の文字列が渡されています。
つまり、プロジェクトを作成した時点で、Hello,World!を表示する関数も同時に作られるようです。
実際に表示してみた画像
※Typeコマンドはファイルの中身を表示します(Linuxのcatコマンド)
Cargoでプロジェクトを実行してHello,World!を表示する
では、実際に作成したRustプロジェクトを実行します。
実行するには下記のコマンドを実行します。
cargo run
実行すると、コンパイル、ビルドが実行され、下記の結果が表示されました。
C:\workspace\hello-rust>cargo run
Finished dev [unoptimized + debuginfo] target(s) in 0.01s
Running `target\debug\hello-rust.exe`
Hello, world!
実際に表示してみた画像
プロジェクトが実行されて、「Hello,World!」が表示されました!