プログラミング言語のRustをWindows10にインストールする方法です。
Rustとは速度、並行性、安全性を言語仕様として保証するC言語、C++に代わるシステムプログラミングに適したプログラミング言語を目指しているプログラミング言語です。
公式URLはこちら。
Rustのインストール手順(Windows10)
Rustのインストール手順は下記です。
公式URLからRustインストーラーをダウンロードする
Rustの公式URLからRUSTUPをダウンロードします。
RUSTUPとは、Rustのインストーラーとバージョン管理ツールといった、Rust言語の開発、実行するために必要なツール群を管理するツールです。
ダウンロードURLはこちら。
Windows10の場合、インストールページの「RUSTUP-INIT.EXT」ボタンをクリックします。
Windowsでは、Visual Studio 2013以降用のC++ビルドツールを必要とします。ビルドツールを入手する最も簡単な方法は、Visual C++ビルドツールのみを提供するMicrosoft Visual C ++ビルドツール2019をインストールすることです。ダウンロード先はこちら。
mac、Linuxの場合は、下記のコマンドでインストールします。
# mac, linux
curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
RUSTをインストールする(rustup-init.exeを実行)
ダウンロードしたRUSTのインストーラーのrustup-init.exeを実行してRUSTをインストールします。
実行すると、どのモードでインストールするかの入力を求められます。
Current installation options:
default host triple: x86_64-pc-windows-msvc
default toolchain: stable
modify PATH variable: yes
1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation
「default host triple: x86_64-pc-windows-msvc」は、プラットフォームが表示されています。私は、Windows10の64bitなので、上記の表示となっています。サポートするプラットフォームについて詳しく知りたいかたは、Rustの日本語ドキュメントをごらんください。
「default toolchain: stable」は、ツールチェインを選択します。ツールチェインとは、コンパイラ、アセンブラなどRustを実行するのに必要なツール群です。Rustのツールには3つのリリースチャンネルがあり、stable:安定版、beta:テスト実施版、nightly:最新開発版が選択できるようです。デフォルトでは安定版の「stable」が設定されています。
「modify PATH variable:yes」は、環境変数のPATHへ追加するかどうかです。デフォルトでは、追加するが設定されています。
今回は1) Proceed with installation (default)でデフォルトのインストールを選択します。「1」を入力してエンターボタンを押します。
「rustc」、「rsut-std」、「cargo」…とRUSTに関連するツールがダウンロードされています。「cargo」、「rust-docs」が数分かかっています。
インストールが完了しました。
エンターボタンをおしたら、画面が閉じます。
RUSTがインストールされたか確認する
コマンドプロンプトを起動します。
コマンドプロンプトを開くには、「Windows」ボタン+「R」ボタン同時押しで、「ファイル名を指定して実行」で「cmd」を入力します。
または、「Windows」ボタンを押してから、「コマンドプロンプト」を入力します。
コマンドプロンプトが表示されたら、下記のコマンドを実行します。
# Rustインストールチェック
rustup --version
インストールがうまくいっていれば、RUSTUPのバージョンが下記のように表示されます。
rustup 1.17.0 (069c88ed6 2019-03-05)
また、Rustコンパイラのインストールを確認するには、下記のコマンドを実行します。
# Rustイントール確認にバージョンを表示する
rustc --version
インストールがうまくいっていれば、下記の結果が表示されます。
rustc 1.34.0 (91856ed52 2019-04-10)
また、Cargoのインストールを確認するには、下記のコマンドを実行します。
# Cargoのインストール確認
cargo --version
こちらも、インストールがうまくいっていれば、下記の結果が表示されます。
cargo 1.34.0 (6789d8a0a 2019-04-01)
以上で、インストールは終了です!